ETC2.0は必要なのか?メリットとデメリットは?
従来のETCは高速料金の支払いしかできませんでしたが、ETC2.0は高速料金の支払いだけではなく、飛び出しが多い危険な道路などを事前に告知してくれる安全運転支援や渋滞道路回避などの様々な運転支援サービスを受ける事ができます。
私も新車を購入したタイミングでETC2.0と対応のナビを導入しました。
従来のETCと比較してETC2.0に変更すると本当にメリットがあるのか?それとも現時点では不要なのか。
ETC2.0を導入して6ヶ月経った感想を書いていきたいと思います。
ETC2.0と従来のETCの違い
従来のETCは高速料金を支払うためだけの機能しかありませんでしたが、ETC2.0はITSスポットから送信される様々な情報を受け取る事ができ、安全運転支援や渋滞回避などの運転にまつわる様々なサポートを受ける事ができます。
従来はVICSビーコンとしてカーナビに道路交通情報を提供していましたが、ETC2.0はDSRC通信が採用されており、従来のVICSビーコンよりも大容量の情報を送受信できるようになりました。
ETC2.0は従来のETCとVICSビーコンをパワーアップさせたものが融合したものと考えるとイメージしやすいです。
ETC2.0で出来る事とこれから出来るようになる事
ETC2.0で出来る事
安全運転支援
危険な道路を事前に告知してくれます。初めて通る道ではとても役立ちますが、同じ道路で毎回表示されるので、毎日通る道に設置されていると少々うるさくも感じます。
渋滞回避支援
渋滞を先読みして、目的地までの迂回ルートを検索してくれます。渋滞に遭遇すると迂回ルートを提示されますが、本当に早く目的地にたどり着けているのかは何とも言えません(笑)
災害時支援
地震などの災害が発生したタイミングで、運転支援情報が表示されるそうです。まだ経験した事はありません。
ETC2.0でこれから出来る事
一時退出・再進入の料金同一化
災害や事故、給油目的など、一時的に高速道路を降りても、同じ高速道路で進行方向に向かっていれば再進入しても同一料金とみなされます。
渋滞を避けたルートを選択して料金割引
ETC2.0で渋滞情報を利用して同一目的地に向かう場合に、渋滞を避けた空いているルートを利用した場合、高速道路の割引サービスが受けられるようになる予定です。
駐車場やドライブスルーでの利用料金決済
駐車場やドライブスルーでの決済に、ETC2.0が利用になる予定です。車の中からの煩わしい支払いが無くなり、支払いに並ぶ時間が短縮できるなど、とても便利になりそうです。
ETC2.0を6ヶ月間使ってみた感想
ETC2.0について色々と書いてきましたが、ETC2.0を6ヶ月間使ってみた感想は
今のところ必要はないけど、新車を購入するならETC2.0導入しておいても損はない
といった感想です。
私は首都圏に住んでいるため、ITSスポットも多く情報を取得する機会も多い方がだと思いますが、ITSからの情報で恩恵を受けた事はまだありません。
高速道路では渋滞情報を受信できますが、掲示板に表示されている情報とほぼ変わらないため、渋滞を回避できた経験もまだありません。
現状、ETC2.0の恩恵は殆ど受けられませんが、導入コストは従来のETCと比較すると2,3万円高く、ナビが対応していない場合はナビも買い換える必要があるため、ETC2.0を導入したいという理由だけで現状のETCから買い換えるメリットは無いと言えます。
ただし、今後はETC2.0に移行していくことは間違いないですし、ETC2.0のサービスも充実してきますので、新車を購入するタイミングでETCにするか2.0にするか迷われている場合は、ETC2.0を選択されても損はないと思います。
現状では恩恵を殆ど受けられないETC2.0ですが、これから5年も経てば普及率も高まり様々なサービスも出てくると思われます。
これから新車を購入して、5年くらいは乗ろうかなという方は予算が許せばETC2.0を選択してみてはいかがでしょうか。
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